高齢化社会でこれから仕事が増えていきそうな業界は、介護や葬儀社だと考える人が多いようです。介護は確かに需要の多い業界ですが、実は葬儀関係は衰退産業だとも言われます。昔は盛大なお葬式も多く、葬儀の業者も少なかったため成り立っていましたが、これからは家族葬や直葬など、どんどんお葬式はミニマムになっていくとされています。
なので、葬儀業界に就職するときのコツを知っておくことが大切です。まずは、大きな企業を狙うのがおすすめです。小さい会社の方が温かみがあって丁寧だという風潮がありますが、そうとも限りません。大きなところは上司や先輩も多く、学べる対象が多いことがメリットです。
葬儀業界は転職率が高いと言われていますので、最初の会社でなるべく多くのスキルを身につけておくのが得策です。その際、「葬祭ディレクター」という資格の1級を取得しておくと転職も多少有利になるようです。また大きな会社だと時間や人員に余裕があるところが多いので、資格試験のために学習する時間も取りやすいでしょう。
もし、「どうしてもこの葬儀社で働きたい」という信念があるのであれば別ですが、そうでなければ将来の選択肢が広がるところを選ぶのがコツです。